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〜2歳代前半

自己主張はピークに。甘えと自立したい気持ちが同居する時期です

活発になって知恵もつきさまざまな能力がアップする時期。
その一方で「イヤ」「ダメ」を連発したり、「自分でやる」と言い張ったりで、親がてこずる場面も。

イメージをふくらませて工夫しながら遊びます

体のバランス調節能力が高まり、走ったり跳んだり、元気よく動き回ります。 一段ずつ足をそろえながら手すりにつかまらずに階段を上り下りしたり、その場でジャンプできるようになります。 この時期は、できるようになったことを何度も繰り返しながら運動能力を伸ばしていくので、親は大変でも付き合ってあげましょう。

想像力が豊かになり、遊びはとても充実してきます。 積み木でおうちやトンネルを作ったり、段ボール箱に入っておふろごっこをしたりと工夫します。 お人形さんにミルクを飲ませたあとに「ねんねよ」と言ってトントンするなど、「これをしたら次はこれをする」というように先を見通しながら遊びます。 また親の口まねで「ダメでしょ」と怒った感じや「早く早く」」とせかす感じなど、自分が頭に思い浮かべた状況に合わせていろいろな言いまわしを再現するので、 親が「私ってこんな言い方するの?」と苦笑するようなこともあります。

自己主張はますます盛んになり、言い出したら聞かない、できないことも「自分でする」と頑張る、なんでも「イヤ」「ダメ」の連発です。 思い通りにいかないと泣くくせに、手助けしようとすると激しく抵抗して、もうお手上げ状態になることも。 その反面、できることでもやろうとしなかったり、突然甘えてきたりと、依存と反発の両極端を繰り返します。 子どもの中に自立したい気持ちと甘えたいという気持ちが同居しているのがこの時期です。

「これな〜に?」「あれな〜に?」を連発します

知的発達で最も特徴的なことが、物を比べて「大きい・小さい」「高い・低い」「温かい・冷たい」などに分類できるようになることです。 ある基準で物を分けられるようになるので、「ぬいぐるみの箱」「電車の箱」など、おもちゃの片付けをするときには、2〜3つに分類してあげると楽しんでやります。

まわりの世界を理解しようとして、「これな〜に?「あれな〜に?」となんでも聞くようになります。 面倒くさがらずに、なるべく答えてあげましょう。 言葉の理解も進み、「割れると困るから、コップをママに渡してね」など、言葉による説明もある程度できるようになります。

おもちゃの取り合いなど友だちとぶつかり合うことも

社会性が芽生えてきて、友だちに関心をもつようになります。 同年齢の子どもと遊ぶ機会を積極的につくってあげましょう。 ただ実際はいつでも友だちと仲よく遊べるわけではありません。 そばにいるだけでお互いに別々なことをしていたり、たまたま相手がしていることに興味をひかれると、そばでのぞき込んで見ている程度です。

自分中心で友だちとのつき合いのルールもわからないので、自分のおもちゃは貸したくないのに、友だちのおもちゃは欲しくてしかたありません。 その結果、おもちゃの取り合いなどでトラブルふぁ頻発します。 でも子どもは友だちとぶつかり合う経験を繰り返しなが、友だちとのつき合い方の基礎を学びます。 トラブルが発生したときは大人が間に入って、適切なふるまいを伝えていくことが大切です。

親のかかわり方のポイント

★子どもの自己主張への対応は、気持ちを受けとめる+言葉で説得
思いがかなわないと大泣きしたり、思い込んだらがんとして動かないなど、対応に困ることが増えてきます。 親は毎回大変ですが、「自立したい。でも甘えたい」「自分でやりたい。でもできない」という子どもの心境を察することが大切。 まずは「○○したいのにできなくて悔しいね」と気持ちを受けとめ、それから「でもこれは○○だから○○」ち説得していきましょう。 思いを受けとめてもらえれば、子どももだんだん聞き分けられるようになります。

★言葉の発達には伝える意欲が大切。親は聞き上手になってあげましょう
言葉の発達には個人差があり、2歳を過ぎてもなかなか言葉が出てこなかったり、言うことがわかないこともあります。 そういう場合は、聞き上手になってあげることが大切です。 うまく言えなかったり、「えっとね」ばかりということもありますが、根気よく言葉が出てくるのを待ってあげましょう。 親が先回りしてしゃべってしまっては、子どもは伝える意欲を失ってしまいます。 言うことがわからなくても、子どもの様子から推察して言葉を返してあげましょう。

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