Moms information

母乳外来のすすめ

「赤ちゃんは母乳で育てたい」

母乳育児が見直され、こう考えるママが増えています。 一方で「思ったように出ない」「張りや痛みのトラブル」で思うように進まず、悩んでいるママが多いのも事実です。 そんなママたちを受け入れ、おっぱいと母乳のケアをしてくれる「母乳外来」を設ける病院が増えてきています。 助産院では「赤ちゃんは母乳で育てる」を基本に、昔からママのおっぱいのサポートをしてきました。 専門家による母乳ケア、どのようなものなのか案外しらないママも多いのではないでしょうか。

退院後も相談できる場所を

妊娠期から定期的に乳房の検診が。「母乳外来」は助産師さんの声から誕生しました。

日本赤十字社医療センターの産科では、出産前の妊婦検診のときから母乳・おっぱいに関する検診が行われています。 妊娠週数16週・24週・36週のとき(もしくはその前後に)の検診の際、おっぱいや乳首の様子がカルテへ詳細に書かれます。 「おっぱいも乳首もお一人ずつみな違います。スタッフがカルテを見ればすぐわかるようになっているので、産後のケアもスムーズに進められているんです」と母乳外来担当の助産師さん。

出産後は母子同室なので、ママは「○時間おきに」ではなく、「隣に寝ている赤ちゃんが欲しがるたび」というスケジュールでおっぱいをあげます。 「最初からスムーズに出るお母さん、そうでないお母さん。上手に飲める赤ちゃん、そうでない赤ちゃん。みんなそれぞれ個人差があって、 自分たちなりのペースを入院中につかんでもらえたらと思っています」。

赤ちゃんがおなかにいるときから始まる、「母乳育児支援」。 「退院後は身近に相談できる人や場所もなく、トラブルや悩みがあっても相談できずに母乳育児をあきらめたという方も多いかと思います。 産科の助産師の間で、退院後こそ気兼ねなく相談やケアの受けられる場所が必要なのでは、と意見が出たんです」。 この声から1988年、産科外来のひとつとして「母乳相談」が開設され、後に「母乳外来」が誕生しました。

Moms information

ママたちのおすすめ

  1. 無料アクセス解析
inserted by FC2 system