Moms information

プチトラブル対処法

プチトラブルは必ず起こるものです

どんなに親やまわりの大人が気をつけていても、子どもの思いがけない事故は起こるものなのです。 特に、すぐに病院に行くほどのけがにはならないような「ちょっとした事故=プチトラブル」は、子どもの発達段階に応じて、 必ず起こるものと言って過言ではないでしょう。 自分で動き回れない6ヶ月ころまで赤ちゃんでは、親が抱っこをしているときに壁などに頭をぶつけるといったトラブルが多く起こります。 手でものをつかめるようになると、つかんだものを口の中に入れてむせるなど、誤飲につながる事故が増えてきます。

はいはいをしたり、立ち上がって歩くようになってくると、転落や転倒で頭をぶつける、ドアや引き出しに手足をはさむ、熱いものに触って やけどをするといったトラブルが多発します。 さらに、外遊びをするようになれば、転んで切り傷やすり傷を作ったり、あざができたりするほか、虫にさされたり、脱水症状を起こしたりといったこともあります。

生活環境の変化も影響しています

子どもの成長過程に伴うトラブルのほかにも、生活環境の変化が、それまでには少なかったような事故につながることもあります。 たとえば、ウエストポーチ型の抱っこやスリングの普及で、赤ちゃんが反り返って落ちてしまうといった事故が増えました。 また、冬場に石油ストーブを使う家庭が少なくなっている一方、カーペットなどによる低温やけどを起こすことが多くなっているようです。

子どもの思いがけない事故は、親の過失だと思ってしまいがちですが、「事故は必ず起こるもの」と考え、 それに備えた予防策を講じたり、対処法を覚えておくことが大切なことなのです。

家庭での対応で大丈夫なものがほとんどです

転んでぶつけた、傷ができたといったプチトラブルが起こった場合、意識がないというような“明らかに様子がおかしい”とわかるとき以外は、 家庭で手当てをしたり、様子を見ておくことで落ち着くことがほとんどです、 とはいえ、特に初めての子どもを育てている場合は、ちょっとした事故やけがで不安や心配に思ってしまうのも無理のないことでしょう。 とりあえず病院に連れて行き、医師に「大丈夫ですよ」と言ってもらうことで、安心したいという気持ちも強いかもしれません。 でもどうしても心配ならば、それでいいのではないかと思います。

ただし、病院に連れていったほうがいいのか、自宅で様子を見てもいいのかといった判断は、何度か経験を重ねることで感覚的にわかってくるものです。 子どものプチトラブルは、子どもにとっても親にとっても、成長過程における大事な経験のうちの一つととらえましょう。

トラブルを避けようとして行動を制限しないで

子どもが動き回るようになれば、行動範囲が広がって、事故にあう状況が増えてくるのはある程度しかたのないことでしょう。 子どもはできないことをやろうとして、“背伸び”をすることで成長します。 できるだけトラブルを避けたいと思うあまり、そうした好奇心や行動を制限してしまうことは、子どもの成長の機会を奪うことにもつながります。

まずは、転落を防ぐためにベビーベッドには柵をつける、口に入れてしまう可能性のあるものは子どもの手の届かないところに置く、 つまずきそうな段差をなくすなどといった事故対策を行いましょう。 あまり神経質になると親も大変ですから、できる対策を行ったうえで「トラブルは子どもといっしょに経験していくもの」という 心構えでいられるといいですね。

Moms information

ママたちのおすすめ

  1. 無料アクセス解析
inserted by FC2 system