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生活習慣

生活習慣を身につけさせることで、生きていく力がはぐくまれます

生活習慣を身につけるためには親のサポートが欠かせません。 子どもが着替えや歯磨きなど、身のまわりのことを自分でできるようになれば、親はとても楽になります。 でも、生活習慣とは、過程や社会を形づくる文化であり、その中でスムーズに生きていくための知恵とルールです。 幼児期に基本的な生活習慣を身につけることは、将来、自立して生活し、人と気持ちよくかかわりながら、意欲を持って自分の課題に取り組んでいくという、 「生きてく力」をはぐくむ最初のステップなのです。

いろいろな生活習慣は、成長とともに自然に身につくわけではありません。 生活していく中で、親が意識して伝え、子ども興味を持って、楽しく何度も繰り返し身につけていけるように、親の適度なサポートが欠かせません。 遊びのように、楽しいことばかりではありませんから、ときには親のやり方に子どもが抵抗するなど、やりにくい面もあります。 でも、時間をかけて少しずつ身につけていくことは、自立に向かっていく子どもの成長であり、その成長ぶりを見ることは親にとっての喜びです。

着替えなど、身のまわりの自立は精神的な自立につながります

着替えや食事、片付けなど、子どもが生活習慣を身につけていくことは、子ども自身の成長にもとてもプラスになります。 スプーンやフォークを使ってごはんを食べたり、着替えで手指を使うことは、脳の発達を促します。 「どうしたらうまくできるかな」と自分で考え、工夫する力もついていきます。 また、親とやりとりする中でコミュニケーション力が育っていきます。 自分をとりまく社会のマナーや文化を知り、身近な人とかかわりを体験していくうちに、人とかかわることの楽しさを感じるようになり、 世界を広げていくことができます。

生活する上でのさまざまなことが、自分でイメージしたように自分でできるという体験は、子どもの気持ちをとても安定させます。 できる自分に喜びを感じて自信を持つことができ、生活の自立がベースとなって、精神的な自立を獲得できるのです。

一方的な「押しつけ」にならないようにしましょう

早寝早起きの習慣など、子どもが健康に育つために欠かせない基本はありますが、家庭ごとに、子どもにも伝えたい生活習慣には多少の違いがあるでしょうし、 伝える方法もいろいろあっていいのです。

大切なのは、生活習慣を身につけさせることも親子の信頼関係とコミュニケーションをもとに成り立つということ。 子どもの発達や嫌がる気持ちを無視して、親が一方的に無理強いしたのでは、肝心の親子関係が揺らいでしまうことにもなりまねません。

生活習慣を身につけさせていく過程で、「今までのやり方が通用しなくなった」「やりにくい」と感じるときが子どもの発達につれて、これから何度も訪れます。 でも、やりにくさを感じるときは「子どもがまた一つ成長したからなんだ」と考えて、舵取りの方法を工夫してみませんか。 そうすれば子ども理解を深めることができ、親としての適度な対応を見つけられます。

また、「○才なのに、まだ○○ができないの?」など周囲の評価や、平均と言われる発達の目安に振り回されすぎず、子どものことをよく見て、 その子なりの成長や気持ちに沿ったサポートをしていきましょう。 生活習慣は長い時間をかけて行きつつ戻りつしながら身につけていくものです。 親子の触れ合いを楽しみながら、子どもが自分でできることを少しずつ増やしていけるように応援しましょう。

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